無借金経営とは?

無借金経営とは、文字通り有利子負債を一切調達せずに
企業運営を実施することです。

しかしながら、有利子負債のコスト(支払利息)は
資本コストよりも低いため、逆にいえば、
無借金経営の資本コストは高いものだといえます。

確かに、借金には利子というコストがかかりますが、
株式にもコストがあるのです。

株式のコストは、主に株価が上昇したときに得られる
「キャピタルゲイン」と、
企業の儲けの中から企業がその一部を投資家に還元する
「配当」などがあります。

では、借金の金利と、
株主への還元とどちらがコストが高いのでしょうか?

正解は、株主への還元コストです。

なぜかというと、企業オーナーである株主は、
その企業が得た一番最後の利益(純利益)を受け取る立場にいるため、
他の企業関係者と比べて、リスク(振れ幅)が高いからです。
(その代り、その企業の経営が上手く行っていない時に、
株主総会などで経営の提案をすることができますが)

株主からの調達コスト  >  銀行からの調達コスト

そう考えると、無借金経営ということは、
逆にいえば、企業のもつ資産が、
コストの高い株式によってまかなわれているため、
経営コスト全体が高いということになるわけで、
必ずしも無借金はいいということにはならないのです。

一概に借金は悪いものとは「言えない」のです。

実は、企業経営者から調達コストを下げる
役割をしてくれる良い面もあるのです。

 

 

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