PER(株価収益率)とは?


株式投資を始めてしばらくすると、銘柄を選ぶ時の指標を知るようになります。

一番有名な指標はPER(ピー イー アール)だと思います。

利益(Earnings)に対する株価(Price)の倍率で、
Price Earnings Ratioの頭文字をとったもので『株価収益率』ともいいます。

一般的に知られるPERは、1株あたりの利益が10円で株価が100円なら、
100円÷10円でPERは10倍というような使われ方をします。

これが40倍なら株価が高い、10倍を切ると安いといった具合です。

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● PER(株価収益率)は定期預金の利回りと同じ意味をもつ!

PERは、実は定期預金の利息(利回り)と同じ意味をもっています。
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そもそも株式投資とは銀行を介さずに、企業にお金を預けることです。

それに対して、預金とは、銀行にお金を預け、
銀行があなたに代わって、企業にお金を貸し出しているだけです。

株を買うことによって会社に直接預け入れたお金は、
利益という形で株主に返ってきます。

よく配当を株主の取り分と考える人がいますが、正確には間違いです。

配当とは、利益の一部を株主に払い戻しただけ、
つまりATMから自分の貯金をおろしたようなものです。

会社が生み出した利益のすべてが株主の取り分なのです。

そうすると、株価100円で1株利益が10円の場合は、
利息(利回り)が10%と計算できるわけです(10円÷100円)。

つまりPERとは、利回りの逆数なのです。
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まずは、PERと定期預金の利息は同じ意味だと知っておくと、
「10倍以下だから割安」なのではなくて、
「10倍以下だから、利回りは10%以上の株に投資するのだな」とわかります。

しかし、PERが低い(利回りが高い)株に投資すると、儲かるのでしょうか?


● トヨタを買えば儲かるのか?

トヨタを見てみましょう。

2007年3月期のトヨタ自動車の最終利益は、1.6兆円です。
5月30日の時点では時価総額が26.5兆円ですからPERは16倍です。

すると、トヨタ自動車の利回りは、約6%(1÷16)ということになります。
あなたはこのPER16倍(利回り6%)のトヨタ自動車に投資をしたいと思いますか?

この低金利時代に、トヨタの利回り6%は高いかもしれませんが、
定期預金と違って株にはリスクがあります。

リスクとはその株に投資したとしても、
今の利益が将来も出続けるかが「不確実」であるということです。

ひょっとしたら、大量のリコールが起こって利益が減るかもしれません。

投資と聞くと、多くの人はリターンの大きさばかりに目を向けますが、
実は最も重要なことはリスク(不確実性)の大きさとセットで考えることなのです。

トヨタの株を買うということは 、6%の利回りと
トヨタの「将来の業績の確実性」を天秤にかけて、
「これは悪い賭けでない」と思うからです。

ところで、先のトヨタの例でわかるように、6%の利回りの場合、
その逆数であるPERは17倍です。

先進国のPERの平均は通常15~20倍と言われていますが、
その理由は、株に期待する利回りが6%前後だからなのです。

さて、以上のように考えてみると、
私たちが、企業に投資する時に考えるべきことは、以下の3つだけです。

1.得られる利回りはいくらか?
2.その利回りは、今後も続くか?もっと伸びるか?減るのか?
3.その利回りに、自分は満足できるか?

このように株式投資の原理自体は単純なものですが、
一般に難しいものと考えられています。

それは、株価が上がったり下がったりを繰り返すと、
人は不安になったり楽天的になったりして 、
感情に基づいて売買を行ない、投資で失敗してしまうからです。

私たちが賢い投資家になるためには、感情ではなく、
事実と根拠に基づいて投資をするべきなのでしょう。


PERは株の割安度や利回りを求めるには大変便利です。



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