日揮の株価を見る前に

 

日揮の企業価値を見抜いて投資せよ!

正しく学び、正しく投資すれば、必ず勝率は上がります。

 

銘柄選定をしっかり行い、

勝機がある時(価値と価格に差がある時)にのみ投資すればよいのです。

 

企業価値評価法(バリュエーション)を学び、

中長期にわたって企業を応援することで、あなたにとって、

株式投資はギャンブルではなくなります。

 

『勝つべくして勝つ』投資法を一緒に学んでみませんか?

日揮の企業価値評価(20090706)
日揮の企業価値評価(20090706)

 

企業における事業の価値と財産の価値の部分を足したものを、

「企業価値」と言います。

この企業価値より、有利子負債を差し引いた物が株主価値となります。

 

企業価値 = 事業価値 + 財産価値

株主価値 = 企業価値 - 有利子負債

 

企業価値評価(バリュエーション)を行うことで

銘柄の割安度の判定することができます。

 

それでは短時間で簡単に日揮の過去業績を分析してみましょう。

 

日揮の損益計算書
日揮の損益計算書

■日揮株式会社の損益計算書P/Lの視点

売上は08年に減収となりましが、
07年までは堅調に推移していました。

利益は順調に推移しており、
営業利益・純利益共に右肩上がりを示しています。

08年の各指標の規模、前期比伸び率は以下の通りです。

売上高  5500億円  (9%減)
営業利益 450億円  (70%増)
純利益  300億円  (49%増)

特に08年の営業利益の伸びが著しいですが、
有報でさっと確認すると、
これは完成工事原価、つまり原価率の減少に因るものでした。
07年は92.8%でしたが、08年は88.5%と、4%近くも減少しています。

次に、実際のキャッシュの流れを見てみましょう。

日揮のキャッシュフロー計算書
日揮のキャッシュフロー計算書

■日揮株式会社のキャッシュフロー計算書C/Sの視点

05年を除きFCF(フリーキャッシュフロー)がプラスで、
例年200億~300億の営業キャッシュフローですが、07年は800億円に達しました。

投資額は営業キャッシュフローほど伸びていませんが、
増加傾向にあり、08年はマイナス150億です。

財務キャッシュフローは基本的にマイナスとなり、

返済・配当金を支払い続けています。

07年の営業キャッシュフローの伸びが著しいですが、
これは大型案件の進捗に伴う代金回収が進んだことによるものです。

本日の記事でも、1件のプロジェクト受注が1500億ですから、
案件毎の進捗・交渉力による代金回収で、
キャッシュ流入が大きく変化することが窺えますね。

それでは、貸借対象表B/Sを見てみましょう。

日揮の貸借対象表
日揮の貸借対象表

■日揮株式会社の貸借対象表B/Sの視点

総資産は07年からほぼ変わらず、08年は4700億円でした。

現金比率・流動比率、自己資本比率が上昇し、
固定比率が減少しており、

キャッシュ・安全性を高めつつ、
設備の割合を減らし、効率性を高めています。

貸借対象表B/Sの推移を10年で見るとより明らかですが、
調達面では、10年前に資本の30%を占めていた
短期・長期借入金を大きく減少させ、
変わりに株主資本を好調に増加させてきたことが分かります。

運用面では、返済が減った分、内部留保した資金を、
現金等、投資等に当てて、
これらの項目を増加させていった様子が見て取れます。


■日揮株式会社の分析まとめ

08年は減収となりましたが、それまでは増収増益であり、
売上よりも利益の伸びが高く、利益の質良く成長してきました。
(損益計算書P/Lの視点)

営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー共に増加させており、
FCF(フリーキャッシュフロー)プラスで儲けの範囲内で投資を行っています。
(キャッシュフロー計算書C/Sの視点)

総資産に大きな変化はありませんが、キャッシュを潤沢に蓄え、
固定資産よりも投資等の比率を増加させています。
(貸借対象表B/Sの視点)

同社の中期経営計画を見ると、この流れの理由が明らかになります。
経営計画では、「投資事業に積極的に進出し、
既存のプラントビジネスとのシナジーを追及する」、とありました。

貸借対象表B/Sの変化は、事業構造の変化を表しますが、
10年の推移で見るとより、同社の経営戦略の変化が見て取れますね。

年初に1バレル30ドルだった原油先物価格は70ドルまでに回復、
天然ガス価格も今後上昇するとみられているようです。

今後プラント受注が活性化し、
プラント業界そして同社の業績にどう影響していくかに注目です。

 

 

 

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目次

  1. 企業価値とはなにか(03:07)
  2. DCFバリュエーションの基礎(03:43)
  3. 財務分析の基礎(05:20)
  4. 財務分析の応用(03:47)
  5. あの企業の凄さが一目で(04:46)
  6. そして・・・(02:38)

 

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