任天堂の株価を見る前に

 

任天堂の企業価値を見抜いて投資せよ!

正しく学び、正しく投資すれば、必ず勝率は上がります。

 

銘柄選定をしっかり行い、

勝機がある時(価値と価格に差がある時)にのみ投資すればよいのです。

 

企業価値評価法(バリュエーション)を学び、

中長期にわたって企業を応援することで、あなたにとって、

株式投資はギャンブルではなくなります。

 

『勝つべくして勝つ』投資法を一緒に学んでみませんか?

任天堂の企業価値評価(20090706)
任天堂の企業価値評価(20090706)

 

企業における事業の価値と財産の価値の部分を足したものを、

「企業価値」と言います。

この企業価値より、有利子負債を差し引いた物が株主価値となります。

 

企業価値 = 事業価値 + 財産価値

株主価値 = 企業価値 - 有利子負債

 

企業価値評価(バリュエーション)を行うことで

銘柄の割安度の判定することができます。

 

それでは短時間で簡単に任天堂の過去業績を分析してみましょう。

 

任天堂の損益計算書
任天堂の損益計算書

任天堂の損益計算書P/Lの視点


06年までは売上・利益共に増減があり、
必ずしも安定しているとはいえない状況でしたが、
売上高は、06年の約5000億円から、07年には90%増の1兆円、
08年にはさらに70%増の1.7兆円へ、
そして営業利益・純利益も同様に大幅に伸びています。

もの凄い勢いで経営成績が向上しています。

Wiiの発売は2006年ですから、いかにWiiのヒットが
07年以降の成績に貢献しているか、明らかですね。

また、DSについても、この頃から特に市場に浸透し、
貢献度を増しているようですね。

では、実際にキャッシュはどれだけ流入したのでしょうか?

任天堂のキャッシュフロー計算書
任天堂のキャッシュフロー計算書


任天堂のキャッシュフロー計算書C/Sの視点


06年までは、営業キャッシュフローが1000億円規模でしたが、
07年からは2700億円、08年には3300億円と、大幅に上昇しています。

投資キャッシュフローは、07年のマイナス1700億円に対し、
08年ではさらに投資額を増大させたにも関わらず、
それ以上に有価証券の売却益でプラス2300億円を計上しています。

財務キャッシュフローでは、借金がないので返済ではなく配当金の支払として、
500億円から1000億円規模の支出をしています。

やはり営業キャッシュフローの流入額が大幅に向上しており、
さらに08年には投資キャッシュフローからもキャッシュが流入しています。

非常に潤沢なキャッシュ流入となっており、
これは財務体質にどのように反映されているのでしょうか。

それでは、貸借対照表B/Sを見てみましょう。

任天堂の貸借対照表
任天堂の貸借対照表


任天堂の貸借対照表B/Sの視点


総資産、現金の推移が以下の通り、

年率平均10%~20%の規模で、大幅に増加しています。

●総資産、現金
06年 1.16兆円、 8700億円
07年 1.58兆円、 1.08兆円
08年 1.80兆円、 1.25兆円

08年では、資産の70%が現金であり、
同様に、負債・純資産の70%が株主資本となっています。

有利子負債もゼロであり、非常に頑強な財務体質ですね。

 

任天堂の分析まとめ


06年までの増減から一線を画し、
07年、08年から大幅な増収増益となりました。

(損益計算書P/Sの視点)

 

同様に営業キャッシュフローから潤沢なキャッシュが流入する中、
08年には投資キャッシュフローも大幅プラスとなり、
フリーキャッシュフロー(FCF)が大幅に増大しています。

(キャッシュフロー計算書C/Sの視点)

無借金でキャッシュリッチな、頑強な財務体質です。

(貸借対照表B/Sの視点)

06年までは不安定な面もあった経営成績ですが、
DS、Wiiの好調からそれ以降は大幅な成長を遂げています。

しかし、やはり気になるのは株主資本比率の高さです。

一般に、資金調達については、銀行等による借入(3%~4%)よりも、
投資家による資本(8%~10%程度)の方が資本コストが高いものです。


従って、株主資本比率が高いほど、資本コストは高くなります。
つまり、その分それ以上の収益性が求められるということです。

(任天堂はだいたい8%)

この10年間、任天堂の株主資本比率は大きく変わらず、
資本コストが高い一方、収益性は06年までは資本コストと
同程度であり、実質的な儲けがゼロに近い状況でした。

07年、08年でこそヒット商品のおかげで非常に好調でしたが、潤沢な現金を遊ばせずに、

普及が一巡した国内に合わせて、欧米・新興国への拡販や、
新技術への投資によって、収益性を持続させる必要がありそうです。

 

 

 

 

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目次

  1. 企業価値とはなにか(03:07)
  2. DCFバリュエーションの基礎(03:43)
  3. 財務分析の基礎(05:20)
  4. 財務分析の応用(03:47)
  5. あの企業の凄さが一目で(04:46)
  6. そして・・・(02:38)

 

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