三菱電機の株価を見る前に

 

三菱電機の企業価値を見抜いて投資せよ!

正しく学び、正しく投資すれば、必ず勝率は上がります。

 

銘柄選定をしっかり行い、

勝機がある時(価値と価格に差がある時)にのみ投資すればよいのです。

 

企業価値評価法(バリュエーション)を学び、

中長期にわたって企業を応援することで、あなたにとって、

株式投資はギャンブルではなくなります。

 

『勝つべくして勝つ』投資法を一緒に学んでみませんか?

三菱電機の企業価値評価(20090706)
三菱電機の企業価値評価(20090706)

 

企業における事業の価値と財産の価値の部分を足したものを、

「企業価値」と言います。

この企業価値より、有利子負債を差し引いた物が株主価値となります。

 

企業価値 = 事業価値 + 財産価値

株主価値 = 企業価値 - 有利子負債

 

企業価値評価(バリュエーション)を行うことで

銘柄の割安度の判定することができます。

 

それでは短時間で簡単に三菱電機の過去業績を分析してみましょう。

 

三菱電機の損益計算書
三菱電機の損益計算書

三菱電機の損益計算書P/Lの視点

過去5年の伸び率平均は以下の通りです。

●売上高
5.2%   (08年は4兆円)
●営業利益
30.3%  (08年は2700億円)
●純利益
37.0%  (08年は1600億円)

増収増益を続けており、特に営業利益・純利益率の向上が高いですね。

この指標は過去3年についても同様なパフォーマンスですので、
累積的な経験効果を活かす等によって、継続的にコスト削減を実現している印象を受けます。

また、収益力の高い新規事業創出もできているのかもしれません。

それでは、実際のキャッシュの流れを見てみましょう。

三菱電機のキャッシュフロー計算書
三菱電機のキャッシュフロー計算書

三菱電機のキャッシュフロー計算書C/Sの視点

FCF(フリーキャッシュフロー)が常にプラスであり、

投資額も増加させ、返済も続けています。

非常に安定したキャッシュの流れです。

07年、08年に関しては、営業キャッシュフローが多少、減少しています。

損益計算書P/Lでみたように利益は向上していたので、
運転資本が売上の伸び以上に、多少増加した等が考えられます。

それでは、貸借対照表B/Sを見てみましょう。

三菱電機の貸借対照表
三菱電機の貸借対照表


三菱電機の貸借対照表B/Sの視点

08年の総資産は3.5兆円規模で、07年から1%増加した程度です。

内訳としては、キャッシュフロー計算書C/Sでみたように

長短借入金が減少したこと、そして運転資本が増加したことが挙げられます。

規模、財務構造には特に大きな変化がないですね。

 

 

三菱電機の分析まとめ

増収増益、特に利益率の向上が高い。

(損益計算書P/Lの視点)、

FCF(フリーキャッシュフロー)プラスで投資・返済を続けています。

(キャッシュフロー計算書C/Sの視点)
資産規模・構造に大きな変化は見られません。

(貸借対照表B/Sの視点)

経営効率が大幅に増加しているように窺えますが、
それではNEC,富士通と比較しながら、
その実績をさっと確認してみましょう。

三菱電機、日本電気、富士通の経営効率(ROICツリー)
三菱電機、日本電気、富士通の経営効率(ROICツリー)

 

経営効率(ROICツリー)の視点

08年の、3社のROICは以下の通りです。

●ROIC(税引後投下資本営業利益率)
三菱電機 11.1%
NEC    5.7%
富士通   6.6%

2社と比べると約2倍となっており、非常に高いパフォーマンスですね。

ROIC(税引後投下資本営業利益率)の強さの要因を見てみると、、、

それは収益性にあり、特に販管比率の違いが目立ちます。

●販管比率

三菱電機 17.0%
NEC    21.9%
富士通  28.5%

これにより、三菱電機は収益性を示す営業利益率が4%、

他社は2%と、強みを明らかにしています。

ただし、効率性の面で、棚卸資産回転日数が、
他の2社に大きく劣っている点が目立ちます。

●棚卸資産回転日数

三菱電機  47.2日
NEC    36.2日
富士通   26.2日

実は、この状況を三菱電機が意識していることは、有報を見てみると明らかで、

有報では以下2点のキーワードが特に誇張されています。

1.「強い事業をより強く」の視点で収益性強化
2.棚卸資産の圧縮および生産性向上

まさに上記の効率指標を意識した経営となっていることが窺えますね。

従前の中・大型で培った生産技術によりコスト削減できた小型衛星開発ですが、
成長市場と見込んだこの新規事業が、

今後「強い事業」としてポートフォリオ上どのように貢献していくか、
上述の2キーワードと共に注目して行きたいところです。

 

 

 

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目次

  1. 企業価値とはなにか(03:07)
  2. DCFバリュエーションの基礎(03:43)
  3. 財務分析の基礎(05:20)
  4. 財務分析の応用(03:47)
  5. あの企業の凄さが一目で(04:46)
  6. そして・・・(02:38)

 

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