パイオニアの株価を見る前に

 

パイオニアの企業価値を見抜いて投資せよ!

正しく学び、正しく投資すれば、必ず勝率は上がります。

 

銘柄選定をしっかり行い、

勝機がある時(価値と価格に差がある時)にのみ投資すればよいのです。

 

企業価値評価法(バリュエーション)を学び、

中長期にわたって企業を応援することで、あなたにとって、

株式投資はギャンブルではなくなります。

 

『勝つべくして勝つ』投資法を一緒に学んでみませんか?

 

企業における事業の価値と財産の価値の部分を足したものを、

「企業価値」と言います。

この企業価値より、有利子負債を差し引いた物が株主価値となります。

 

企業価値 = 事業価値 + 財産価値

株主価値 = 企業価値 - 有利子負債

 

企業価値評価(バリュエーション)を行うことで

銘柄の割安度の判定することができます。

 

それでは短時間で簡単にパイオニアの過去業績を分析してみましょう。

 

パイオニアの損益計算書
パイオニアの損益計算書

 

パイオニアの損益計算書P/Lの視点


伸びていた売上は、08年に前期比-2.8%の減少に転じ、
営業利益、純利益については共に05年から赤字続きです。
特に2006年には純利益が850億円の赤字でした。

業績の調子は非常に良くないようですね。

次に、実際のキャッシュの流れを見てみましょう。

パイオニアのキャッシュフロー計算書
パイオニアのキャッシュフロー計算書


パイオニアのキャッシュフロー計算書C/Sの視点

 

営業キャッシュフローは、

06年の680億円から、07年は160億円、08年は220億円と
キャッシュ流入が大幅に減少しています。

 

投資キャッシュフローは、継続的にマイナスで、

08年には営業キャッシュフローを超えるマイナス720億円となっており、
財務キャッシュフローとして、08年に350億円の借入を行っています。

業績が悪く、キャッシュが少ない中で、借入を行ってまで投資を継続しています。

この状況は、企業の状態には、どう反映されているのでしょうか?
それでは、貸借対照表B/Sを見てみましょう。

パイオニアの貸借対照表
パイオニアの貸借対照表

パイオニアの貸借対照表B/Sの視点

 

総資産が07年の6300億円から、約10%(600億円)減少し、
08年には5700億円になっています。
現金が200億円、固定資産が250億円減少しています。

現金が流出していく中で資産売却を行いながら、資産を圧縮していますね。
ここまでで、いったんまとめましょう。

パイオニアの分析まとめ

 

利益が出ておらず、営業からのキャッシュが少ない中で借入を
行いながら投資を行いつつ、資産を圧縮しています。
経済環境の悪化の中、依然として先行きが読めない状況であり、
今後のさらなる景気落込みに対して業績を回復できるよう、
パイオニアは構造改革を行う必要があることが、明らかですね。

それでは最後に、構造改革の骨子である事業の業績を見てみましょう。
(1)カーエレクトロニクス事業
(2)ホームエレクトロニクス事業

パイオニアの事業(セグメント)別の売上高・営業利益率の推移
パイオニアの事業(セグメント)別の売上高・営業利益率の推移

 

パイオニアの事業セグメントの視点

 

08年までの両事業を比較すると、その明暗が明らかです。

(1)カーエレクトロニクス事業

(2)ホームエレクトロニクス事業

 

07年度の売上は、

(1)カーエレクトロニクス事業は3700億円でトップでしたが、
08年度は3300億に減少に転じています。

 

(2)ホームエレクトロニクス事業が3800億と事業部セグメントの中で
遂に首位に躍り出ています。

また、(1)カーエレクトロニクスの営業利益率は08年に0.15%、

過去にもマイナス4%だったりと
利益率が低いですが、(2)ホームエレクトロニクスは安定して

6%以上を確保できています。明暗がはっきりと分かれていますね。

補足として、キャッシュが少ない中で08年には大幅な投資を行っていますが、
有報で中身をさっと確認すると、
主に、カーエレクトロニクス事業への設備投資、
シャープとの業務提携費用に投資したとのことです。

 

 

 

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ご自身で分析される場合は、かなりの時間は掛かると思います。

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目次

  1. 企業価値とはなにか(03:07)
  2. DCFバリュエーションの基礎(03:43)
  3. 財務分析の基礎(05:20)
  4. 財務分析の応用(03:47)
  5. あの企業の凄さが一目で(04:46)
  6. そして・・・(02:38)

 

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